わたしは、2012年4月の「金日成主席生誕100周年記念式典・チュチェ思想世界大会」、2013年2月の「金正日総書記生誕70周年」に出席をさせていただきました。
この貴重な訪朝経験を生かすために、福島においては、ここ数年、「福島訪朝者の会」主催で1ー2か月に1回程度の定例学習会を開催し、金日成主席·金正日総書記· 金正恩総書記の論文(談話)を中心に学ぶ努カをしています。
この研究会を通して、テーマの論文(談話)を中心にしながらも、10年前の福島原発災害をはじめ、日本の実情や自分たちの地域の状況を絡み合わせながらの学習を重ねてきています。その学習を通して学んできたことを報告しながら、福島において「いま、できることは何か」を、これからも行動を通して取り組んでいきたいと思っています。
1)抵抗闘争の中から学び取った、教育を特化させた金日成主席の偉大さ
1945年8月15日、朝鮮半島は偉大な領袖金日成主席が組織展開された抗日武装闘争の勝利によって日帝の植民地支配から解放されました。
解放直後から、貧しい家の子女への授業料免除、専門学校の学生と大学生に国家奨学金の措置実施し、1959年にはすべての教育機関で国家負担で教育を行う全般的無料教育制を実施しています。
1971年に、主席が「全国教員大会で行った演説」の中で「われわれには祖国を統一してわが国に社会主義、共産主義を建設し、地球上から帝国主義を一掃しなければならない革命的任務が課されている」そして「革命を成就させるためには長い期間が必要であること、その基本は教育であり教員の育成と小さい時からの社会主義社会の教育を徹底させなければならない」ことを強調しています。
1977年には「社会主義教育に関するテーゼ」を提起、1978年には「社会主義教育テーゼを徹底的に貫徹して教育事業で新たな転換を起こそう」提起しています。
共和国では生まれてから亡くなるまで、体系的教育事業を通して社会主義国家建設偉業を支える基盤づくりが徹底されています。
2)金日成主席の偉業を受け継ぎ、先軍政治·苦難の行軍の過酷な闘いに挑んだ 金正日総書記の偉大さ
金正日総書記は、逝去される直前の2011年10月15日に、朝鮮労働党中央委員会の責任幹部への談話の中で、「金日成同志が逝去された後、わが国の情勢とわれわれが置かれた環境は実に過酷だった。
敵は我が国の「崩壊」と「急変事態」について騒ぎ立て、われわれを孤立圧殺するために四方八方から襲い掛かった。さらに数年にわたって自然災害が続き、わが人民は深刻な食糧難に見舞われ、苦難の行軍をしなければならなかった。苦難の行軍時期は、耐えがたい試練や胸が痛むこともありながら、わが党は先軍の旗を高く掲げて先軍政治を実施し、金日成同志の偉業をゆるぎなく継承し発展させてきた。」とのべています。
その総書記の活動の基本は、その生涯を貫き通した現地指導に特化された「民衆第一主義」であり、「一心団結」です。
3)志半ばで急逝した金正日総書記の遺訓を引き継ぎ、強固な信念を貫く金正恩総書記の偉大さ
金正恩総書記は、金正日総書記逝去後の2011年12月31日に責任幹部への談話で「われわれは主席が開拓し、総書記が指導してきた自主の道、先軍の道、社会主義の道を最後まで歩むことによって、主席の革命思想、総書記の先軍革命指導史が変わることなく続くようにしなければならない。」との決意のもと、意図的なアメリカ主導の過酷な国連制裁に毅然と対峙し、「以民為天」「一心団結」を基軸に社会主義強国建設に邁進しています。
4)福島の地で頑張ります。
私たちは未曾有の原発災害の経験の中から、アメリカに追随する日本における岸田政権を中心とする政財界一体となった、「国民不在」「国民無視」の政治体制転換に向けた、足元からの闘いを続けていきます。
朝鮮民主主義人民共和国における社会主義強国建設偉業を築き上げた金日成主席生誕110周年、金正日総書記生誕80周年を祝賀するとともに、金正恩総書記の万年長寿を祝賀いたします。